コラム

がんの基礎知識1 ~「がん」とはどのような病気か?~

2018.07.03

一生のうちで、日本人の2人に1人はがんになるといわれている時代です。

1975年以降がん罹患数は男女ともに増加し続けています。
がんは男女ともに50歳代くらいから増加し、高齢になるほど患者数の多い病気です。

今後も、高齢者の増加に伴いがんにかかる人は増えていくと考えられています。

今回は私たちの身近で猛威を振るっている「がん」とはどのような病気なのか説明させて頂きます。

日本人の死因第一位は「がん」

厚生労働省に調査によると、がんによる死亡者数は、男女ともに死因の第一位を占めており、日本人の約3人に1人はがんで亡くなっていることがわかります。

がんは1981年に「脳血管疾患」を抜いて死亡数の第一位となって以来、今なおその数は増加しています。
近年死亡数が継続的に増加しているのはがんだけです。

がん発生のメカニズム

私たちの体は約60兆個の細胞からできており、これらの細胞は遺伝子によってコントロールされていますが、突然遺伝子が傷つけられるなどの原因によって無秩序に増殖を続ける細胞が現れます。
これががん細胞です。発生の主な要因は生活習慣の中に存在している、たばこや食事、感染・ウイルスにあるといわれています。

がんの特徴

がんには、「浸潤」「転移」「再発」という3つの特徴があります。
「浸潤」は、がんが周囲の正常な組織に侵入して増え続けることをいいます。これにより正常な組織や臓器はどんどんむしばまれていきます。
「転移」は、がんが最初にできた場所から、血液やリンパ管を通って、体のほかの部分に飛び、そこでまた異常増殖することをいいます。
このように、がんには「浸潤」と「転移」という2つの進行によって、組織を破壊し、体を衰弱させ、主要臓器の働きを止めて死に至らしめてしまう病気です。そしてがんがほかの病気と違って恐ろしいといわれる理由は、治療後も「再発」を繰り返すことがあります。
「浸潤」と「転移」という特性により、治療がうまくいったように見えても「再発」可能性があります。

がん患者の生存率

昔は「不治の病」と恐れられていたがんも、昨今の医療技術の進歩によって治療成績は向上しています。
万一罹患した場合でも「早期発見・早期治療」でがんは治る病気・治せる病気となってきています。
がん治療後5年間再発がなければ、その後の再発はまれであるため、便宜上5年生存率を治癒率の目安としています。
全がんの5年生存率は69.4%となっています。

がんは日本人の死因第一位で、約3人に1人はがんで亡くなっている恐ろしい病気ですが、近年では医療技術の進歩によって「早期発見・早期治療」で治る病気・治せる病気となってきています。

次回はがんの治療方法について説明させて頂きたいと思います。

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