生命保険の種類
2018.07.02
生命保険の必要性
安心できる生活は、家計のバランスによって成り立っています。
したがって、世帯主の方が病気・ケガで入院や死亡してしまうと、家計のバランスが崩れてしまいます。
私たちは、病気や事故や災害などによって、いつ入院したり死亡したりするかはわかりません。
したがって、私たちは経済的に困らないように事前に十分な準備をしておくことが必要です。
その方法としては、契約加入と同時に大きな保証が得られる生命保険はとても合理的です。
生命保険は、病気や災害などによる死亡の場合の遺族保障だけでなく、病気やケガに対する医療資金の確保や老後の生活を保障する方法、子どもの教育、結婚、住宅資金を確保する方法など、幅広い機能をもっています。
今回は私たちの生活にとって欠かすことのできない生命保険の種類について説明させて頂きます。
生命保険の基本型
一見複雑に見える生命保険も、どのような場合に保険金が支払われるかによって、次の3つの基本型に分類することができます。
死亡保険
被保険者が死亡または高度障害になった場合に限って保険金が支払われる保険です。
死亡保険のうち、保険期間を定めているものを定期保険といい、保険期間が被保険者の一生にわたっているものを終身保険といいます。
また、終身保険に定期保険を上乗せしたものを定期保険特約付き終身保険といい、一定期間、死亡の場合の保障を大きくすることができます。
生存保険
契約してから一定期間が満了するまで被保険者が生存していた場合にのみ保険金が支払われる保険です。
代表的なものに「年金保険」や「貯蓄保険」がありますが、実際には、純粋な生存保険という形ではほとんど存在しておらず、死亡保険の要素と組み合わせた保険となっています。
また、年金保険はその生存保険金を年金形式で支払うもので、一定期間または終身にわたって所定の年金が支払われます。
生死混合保険
死亡保険と生存保険を組み合わせた保険です。
被保険者が保険期間の途中で死亡または高度障害になったときや、保険期間満了まで生存したときに保険金が支払われます。
死亡保険金と生存保険金(満期保険金)が同額のものを養老保険といいます。
また、養老保険に定期保険を上乗せしたものを定期保険特約付養老保険といい、満期保険金より死亡の場合の保障を大きくすることができます。
変額保険と定額保険
「生命保険の基本型」では、どういう場合に保険金が支払われるかによって3つの基本型を示しましたが、保険期間中に資産の運用実績に応じて保険金額が変動するかしないかによって定額保険と変額保険に分類することができます。
契約時に定めた保険金額が保険期間中一定のものを定額保険といい、保険期間中に保険金額が変動する保険を変動保険といいます。
変額保険の特徴
変額保険は、保険金額が資産の運用実績に応じて変動する保険です。
したがって、保険金額は運用の成果があがれば大きくなり、あがらなければ小さくなります。
このように運用成果が期待できる反面、投資に伴うリスクも大きい変額保険は、その資産を定額保険の資産とは区分して運用する必要があります。
そのため、会計上、定額保険の資産は一般勘定で運用され、変額保険の資産は特別勘定で運用されることになります。
変額保険の種類
変額保険には、終身保険タイプの変額保険(終身型)、養老保険タイプの変額保険(有期型)、変額個人年金があります。
①変額保険(終身型)
一生涯の死亡保障があり、死亡・高度障害保険金額は資産の運用実績に基づいて毎月増減しますが、契約時に定めた保険金額は保障されています。
②変額保険(有期型)
満期までの死亡保障があり、満期まで生存したときは満期保険金が支払われます。死亡・高度障害保険金額は資産の運用実績にもとづいて毎月増減しますが、基本保険金額は保障されています。ただし、満期保険金額については保障されていませんので、運用実績によっては基本保険金額を下回ることもあります。
③変額個人年金保険
資産の運用実績により、受け取る年金額や解約返戻金などが増減する個人年金保険です。
いかがでしたか?
保険に関するお悩みや見直しをご検討されている方は、お気軽にご相談ください。
あなたに合った最適な保険をご提案します。