コラム

女郎花(おみなえし)

2023.09.01

「浅間キスゲ」はもう咲き終わっていて、信州の高原は八月というのに秋の草花が咲き乱れていた。
毎年上皇ご夫妻が軽井沢ご静養に来られるとニュースで聞くが、私が来るのも同じ頃である。
 
それにしても高原の秋は早い。
黄色い女郎花が国道沿いやホテルの庭園にあふれている。

女郎花には「ススキ」、「水引草」、「秋桜」、「カンゾウ」もとても似合う。
つまり、自分を主張しない花だけに周りとの調和がいいと言えるのではないか。

秋の七草で、黄色い花はこの女郎花だけであるが、茎は細く花は小花が寄せ合っていて一つの花となる。
可憐というか楚々としていて雰囲気のある花である。
帯の柄などにもよく使われているが、どう見ても女郎花が存在感を発揮するのは表舞台ではなく、添えとしての役割を果たす時である。
「ススキ」や「吾亦紅」も同じだが、他の花の引き立て役としてなくてはならない花なのだ。
 
道端の名もない雑草や咲く花もそれはそこにあって魅力が発揮されるのであって、女郎花もまさにそんな定めの花のであろうと私は思う。
 
そして願わくば、私も目立たないで輝ける人間でありたいといつも思っている。 

カンタン1
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