コラム

自分を可愛がるということ

2023.10.02

田舎育ちの私にとって、自分を主張したり意見を云ったりすることは、親の言いつけに背くような気がしてとても出来なかった。
今でもその思いは少しあるが、大人になって、なぜ素直に自分と向き合えないのだろうかと、自分だけではなく広く日本人について考えるようになった。

本を読んだり、映画を見たり、人と会ったりしていると主役はいつも自分ではないのだろうか。
私がいて、親がいて、友達がいて、周りの人がいて…と考えてみると、出発点はいつも私である。
私を一番間近に見ている人は私であり、私を一番知っている人も私である。
私が私との付き合いは一番長く、人生が終わるまで続くのだから。
その「私」の身近にいる「私」を一番可愛がって大事にして、褒めてあげるのは先ず「私」なのではないかと思うようになったのである。
 
外国人がやたらと人を褒めたり励ましたりしているのを見て、昔はうらやましかったのだが、私もその通りに、人にしてみようと思った。
そして、最も大事なことは「自分自身」も褒めることだ。

誰もかれも立派な人間であるに違いない。
生きていく上で様々な事情が起こることもあるだろう。
それはそれとして、私たちは自分を認め、褒めてあげることで自分に自信を持ち、もっと自分を好きにならなければと思っている。

以前も話したと思いますが、ある人生相談先生がおっしゃった
「あなたの心が叫んでいますよ。もっと私を大事にして褒めて下さい。」
そのことをいつも思い出す。


【おまけ】

カンタン1
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