目力
2023.05.01
歌うとき、笑ふとき、泣くとき、怒るとき、目が中心になっていることをつい忘れがちである。
コーラスの先生は、目で歌いなさいと言う事がある。
こんなにまで目が私たちの心や感情を表すのに大事な役割をしているのかと最近とても感じる。
目の化粧というと話は別になるのだが…。
最近、化粧の中心が目に移ってきていることにも気づいた。
普通では考えられないような化粧を目の周りにしている人を見かける。
美容の面で目が大事なことはわかるが、目は心の窓というように人格を表すうえで大事であることは間違いない。
目は言葉にもなる。目つきによって諾否がわかる。目は心でもある。
嬉しい目、悲しい目、困惑の目など…。
涙は目を潤ませる。嬉し涙、別れの涙など…。涙は目と一体であろうか。
「目力」といえば、最近3歳になるひ孫がディズニーのダンスを踊る。
長く続くダンスであるが、周りのみんなにに負けじとみなぎる目力が何とも言えず精悍で力がある。
言葉のよくわからない3歳児が目でさかんに頑張りを見せていた。
目は言葉を乗り越えてひ孫を力づけ、輝かしい光景を私に見せてくれた。
私は目力をみなぎらせるような小さなことができたらと、いつも思っている。
終