コラム

乳がん後のリハビリについて

2020.05.06

こんにちは
作業療法士のR.S.です。

今回は、『乳がん後のリハビリ』についてのお話です。

乳がんについて

『乳がん』は女性のがんで罹患数が最も多い部位ですが、5年生存率は高く、早期発見・早期治療が重要となってきます。
(参考:国立がん研究センター『最新がん統計(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html)』)

現在、『ピンクリボン運動http://www.j-posh.com/)』と呼ばれる乳がん検診の啓蒙活動が全国で展開されています。

主にリハビリが必要となってくるのは、乳がんを切除する手術を受けた患者です。

乳がんを切除する手術を受けた患者の多くが、術後に腕が上がりづらくなり、髪の毛を洗う動作が大変などの症状が出ます。
これは手術により腕を上げる筋肉の一部を切除したり、手術の傷によるものだったりします。

手術後の傷、つまり癒着した皮膚は伸展性が悪く、腕の動きに対して伸びにくくなってしまうためです。
こうした術後の不都合を早い段階で対処、リハビリをすることで大幅に軽減することができます。

乳がんのリハビリ

リハビリの内容は主に『ROM訓練』と呼ばれる関節の可動域を少しずつ広げていく訓練と、弱ってしまった筋力を向上させる訓練、それから『自主トレーニング指導』です。

この『自主トレーニング』というのがミソで、1日24時間ある中でリハビリの40分~60分だけ運動して、あとは痛いから動かさないというのでは意味がありません。
私も患者に必ずこの話をします。

「リハビリは動かしやすい状態に整えるまで。主役は私ではなく、あなた自身です、私たちセラピストはあくまでも黒子です。」

私の勤め先では自主トレーニング指導に写真付きで分かりやすいよう運動の方法を記載した指導書をもとに指導をしています。

きちんと運動を行っていれば術後の後遺症は大幅に減らすことができるので、痛くても少しずつ進めていきましょう!


この記事は作業療法士のR.S.様監修のもと作成しています。
記事の内容について詳しく知りたい方はR.S.様にお問い合わせください。

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E-mail : r.saitou8681@gmail.com

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