増税前に買った方が良いものは

こんにちは
徳英の菊地です。

今回は増税前に買った方が良いものについて調べました。

消費税の発生時期と経過措置

消費税は商品の引き渡しやサービスを提供されるときに発生します。
つまり、9月までに注文したとしても、商品が手元に届いたり、実際に利用したりするのが10月なら、税率は10%が適用されます。

しかし、特定の分野に関しては、増税後の利用まで8%のままになる『経過措置』という仕組みがあります。
『経過措置』は、対価が前払いされていて事後の精算が難しいものや、不特定多数の人が利用する施設や場所の入場などが該当します。

『経過措置』の詳細は国税庁『平成31年（2019年）10月1日以後適用する消費税率等に関する経過措置』をご確認下さい

増税前に買った方が良いものは

経過措置の対象になるものとして、

・電車の定期券、回数券
・飛行機のチケット
・映画の前売りチケット
・遊園地の年間パスポート
などがあげられます。

上記は増税前に購入し、増税後に利用しても8%のままの税率となり、追加料金は発生しません。

経過措置の対象外は

・4月以降契約の住宅の新築、リフォーム
契約から引き渡しまでの期間が長い注文住宅の建築や、リフォームなど工事請負契約も経過措置の対象となってますが、2019年3月末までに契約が結んでいることが条件となっています。
今から契約をしても、10月以降の引き渡しなら10%が課税されます。

・Suicaへのチャージ
Suicaなど交通系ICカードへのチャージは経過措置の対象外となります。
増税前にチャージしても、10月以降に使った分は10%が課税されます。
チャージは使う予定の金額を前払いしただけで、具体的な運賃を支払ったとはみなされないためです。

いかがでしたか？
旅行の予定などが決まっている人は、増税前にチケットを購入してはいかがでしょうか？

【参考】
国税庁ホームページ
読売新聞2019年9月5日