キャッシュレス決済によるポイント還元制度③~ポイント還元方法は~
2019.09.12
こんにちは
徳英の菊地です。
消費税率10%への引き上げに合わせて導入されるキャッシュレス決済によるポイント還元制度について、今回はポイント還元はどのように受けられるか調べました。
ポイント還元制度の内容については前回のコラムを参照ください。
ポイント還元方法は?
ポイント還元は、主に4つの方法が想定されています。
①買い物の額に応じたポイントを受け取る
買い物の額に応じたポイントを受け取り、次回以降の買い物で使えるというものです。
例えば、税込み1100円の買い物で5%のポイントがつく場合、55円相当のポイントを次の買い物で利用できるようになります。
②その場で買い物の支払額から差し引く
買い物をした人に、その場で使えるクーポンやポイントなどを決済事業者が発行し、買い物の支払額から差し引く方法です。
例えば、税込み1100円の買い物で5%のポイントがつく場合、その場の支払額は1045円となる、事実上の割引販売です。
コンビニ大手4社(セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン・ミニストップ)は、買い物をする時にその場で還元するポイント分を差し引くとしています。
③支払った代金が金融機関の口座から引き落とされる時点で、ポイント分を割り引く
キャッシュレス決済で支払った代金が金融機関の口座から引き落とされる時点で、それまでにもらったポイント分を割り引く仕組みです。
例えば、月1回クレジットカードの利用額が金融機関の口座から引き落とされる場合、1か月間に10万円使って5000円分のポイントを受け取ると、最終的に9万5000円が口座から引き落とされます。
クレジットカード大手4社(JCB・三井住友カード・クレディセゾン・ユーシーカード)と三菱UFJニコスの一部カードは、毎月の請求額からポイント還元分の金額を差し引くとしています。
④ポイント相当額をまとめて消費者の口座に振り込む
一定期間分のポイント相当額をまとめて消費者の口座に振り込み、その後の買い物に使えるようにする方法です。
ポイント制度を持たない一部のデビットカードなどが該当するとみられます。
いかがでしたか?
ポイント還元対象のキャッシュレス決済サービスについては、経済産業省・キャッシュレス・消費者還元事業専用サイトをご確認下さい。
【出典】
経済産業省ホームページ
経済産業省・キャッシュレス・消費者還元事業専用サイト
読売新聞2019年8月1日、8月23日、8月26日