20年ぶりに紙幣のデザインが一新
2019.04.10
こんにちは
徳英の菊地です。
2024年に紙幣のデザインが新しくなると発表されました。
今回は新紙幣のデザインについて調べてみました。
デザイン一新の理由
財務省は2019年4月9日、紙幣のデザインを2024年度上期に刷新すると発表しました。
デザイン変更は2004年以来となります。
麻生財務相はデザイン一新の理由について、「偽造防止の観点からこれまでも約20年ごとに変えてきた」と説明しています。
新元号への移行の目前の発表となったことについて、新紙幣の発行まで5年程度の準備がかかることを理由に挙げ、「たまたま重なった」と説明しています。
新紙幣のデザイン
・新1万円札
新1万円札の肖像画は渋沢栄一です。
渋沢栄一は、第一国立銀行や東京株式取引所(現・東京証券取引所)など多数の企業の設立に関わり、『日本資本主義の父』と呼ばれる実業家です。
1万円札の図柄変更は1984年に聖徳太子から福沢諭吉になって以来となります。
裏面には、『赤レンガ駅舎』として知られる東京駅(丸の内駅舎)が描かれます。
・新5千円札
新5千円札の肖像画は、津田梅子です。
津田梅子は、女子英学塾(現・津田塾大学)を創立しました。
裏面は、日本で古くから親しまれている藤が描かれます。
・新千円札
新千円札の肖像画は、北里柴三郎です。
北里柴三郎は、破傷風菌の純粋培養に成功するなど日本の近代医学の発展に貢献しました。
裏面は、葛飾北斎の富嶽三十六景『神奈川沖浪裏』が描かれます。
偽造対策としては、現行紙幣よりさらに細かい透かし模様を入れ、新1万円札と新5千円札には、角度によって見え方が異なるホログラムを導入し、記号と番号は9桁から10桁になります。
麻生財務相は、「図柄は新元号の時代に、日本の伝統、美しい自然、文化を表していると考えている」と説明しています。
いかがでしたか?
新しいデザインの完成が楽しみですね。