コラム

軽減税率~店内飲食のつもりが購入後、満席で持ち帰ることになったら~

2019.10.01

こんにちは
徳英の菊地です。

今回は軽減税率施行後、店内飲食からやむなく持ち帰りに変更したときの消費税率について調べました。

店内飲食のつもりが満席で持ち帰ることになったら

以前のコラムで紹介させていただきましたが、飲食料品の『持ち帰り(テイクアウト)』は8%ですが、『外食(イートイン)』は10%となります。

例えば、コーヒーショップでコーヒーを店内で飲むと10%ですが、店内に空席がないので仕方なく持ち帰ることにした場合軽減税率との差額分はどうなるのでしょうか?

・スターバックスの場合
スターバックスでは、「返金する」と回答しています。
「基本的には店員が空席の有無を事前確認しており、そうした問題は起こりにくい」としつつ、手つかずの商品とレシートを見せ、再び会計すれば2%分が戻ってくるそうです。
空席があっても、「上司から呼び出しを受けた」などと、客側の都合で持ち帰りに変更した場合でも、「返金に応じる」といいます。

・タリーズコーヒーの場合
タリーズコーヒーは、「返金には応じかねる」との回答しています。
その代わり、案内板で「店内飲食の場合は先に席を取って」と促し、注文時にも店員が購入客に「席を確保しているか」と尋ねるなどの対策を取ります。

なお、店内で一部を飲食し、残りを持ち帰っても、軽減税率は適用されません。
複数の商品を注文する場合は、注文時に店内分と持ち帰り分を申し出れば、持ち帰り分は8%となります。

いかがでしたか?
店内飲食をする場合、席の確保をしてから注文しないとややこしいことになりそうですね。


【参考】
読売新聞2019年9月22日

カンタン1
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