高齢者の方がリハビリを受けるときに知っておきたい基礎知識③~退院後のリハビリについて~
2019.12.10
こんにちは
作業療法士のR.S.です。
前回は脳卒中を発症したAさんの事例を紹介しましたが、今回はAさんが自宅退院した後のリハビリについてお話しします。
脳卒中を発症したAさんの退院後
病院を退院したAさんの次の目標は『職場復帰』でした。
営業で外回りの多かったAさんにとって、現在の身体機能ではとても外を駆けずり回ることは困難です。
そこで作業療法士は『訪問リハビリ』というサービスでAさんに関わりました。
まずは基本的な歩行能力の向上と、職場での仕事の能力の評価から開始しました。
仕事の能力評価はまず、Aさんの職場の業務内容の洗い出しから行います。
Aさんの職場の人事担当者と連絡を取り、各部署の業務内容を聞き出します。
次に聞き出した業務内容の中で、『現在のAさん単独で行えるもの』『Aさんとだれかで協力してやれるもの』『今後も行うことが難しいもの』『新たな業務の構築』に分けていきます。
聞き出した業務の中で『Aさんが単独で行えるもの』はPCでの伝票などがあげられました。
次に『協力してやれるもの』ですが、ここが作業療法士の腕の見せ所です。
Aさんはこれまで営業で様々な人脈があり、信用も厚い人でした。
コミュニケーション能力も高い方でしたので、Aさんの上司と相談して『新人営業マンとともに営業先を回って指導をする』という新たな業務を産みだすことができました。
こうして、Aさんは週4日の勤務から職場復帰をすることができました。
このように自宅復帰からその後の生活まで切れ目なくリハスタッフが介入をすることで、安心して生活を送ることができるようになるのです。
この記事は作業療法士のR.S.様監修のもと作成しています。
記事の内容について詳しく知りたい方はR.S.様にお問い合わせください。
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