コラム

新型コロナウイルス感染症とリハビリについて

2020.05.14

こんにちは
作業療法士のR.S.です。

今回は、『新型コロナウイルス感染症とリハビリ』についてです。

私の勤め先病院のある自治体では新型コロナウイルス感染症の感染者が20名前後確認されているようです。
感染者は日に日に増えているので依然として予断を許さない状態です。

リハビリとコロナウィルスは直接関係がないように見えますが、我々が仕事をしている現場はいわゆる3密のうち2つ(患者と「密接」、リハ室という「密閉空間」)当てはまる状態です。

まさかあの仰々しい防護服を着てリハビリをするわけにもいかないので、最低限の装備で向かわなければなりません。
そうした中でどういったリハビリが求められるのでしょうか?

患者が自分の状態を自己管理できる状態を作り出す

私は常日頃、『患者が自分の状態を自己管理できる状態を作り出して、後は自分自身で頑張ってもらうというのがベスト』だと思っています。

患者から「ありがとう、あなたのおかげでよくなったよ~」と感謝の声をかけてもらうことが多くありますが、その裏には「あなたがいないとまた悪くなってしまうからずっと面倒見てね」という依存悪循環の危険をはらんでおり、セラピストの抱えるジレンマでもあります。

「もうここから先は自分でどうにかなると思います、こうしようと思います、ありがとうございました」の言葉が最高の誉め言葉ですね。

前回のコラムにも記載しましたが、いかに自主トレーニングの習慣を付けさせるか自分の体は自分で守る・変えていく努力ができるようにお膳立てするか、がポイントだと感じます。

リハビリもコロナウィルス感染防止も、一人一人が自分の体を自己管理できるようにし、我慢する時は我慢する、他人任せにならないようになればいいですね。

そうなればリハビリももっと効率的に進み、介入回数も減らしていくことができますしね。
こうした意識がコロナウィルスの蔓延する世の中では必要なのではないかと思います。

次回は、自分の体をどう管理していくかという点でお話ししたいと思います。


この記事は作業療法士のR.S.様監修のもと作成しています。
記事の内容について詳しく知りたい方はR.S.様にお問い合わせください。

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