少額投資非課税制度NISA(ニーサ)のメリット・デメリット
2019.10.08
こんにちは
徳英の菊地です。
今回は『少額投資非課税制度NISA(ニーサ)』のメリット・デメリットについて調べました。
NISAのメリット
・配当金、譲渡益等が非課税
NISAの最大のメリットは、NISA口座で購入した金融商品(株式や投資信託など)の配当金、譲渡益等が非課税になる点です。
少額から投資が可能で、5年間NISA口座で年間120万円の範囲内で購入した金融商品から得た利益(配当金、譲渡益等)に税金がかかりません。
非課税期間が終了した後は、保有している金融商品を翌年の非課税投資枠に移す(ロールオーバーする)ことができます。
なお、ロールオーバー可能な金額に上限はなく、時価が120万円を超過している場合も、そのすべてを翌年の非課税投資枠に移すことができます。
ポイントとなるのは、『NISAの非課税期間は5年間』であるということです。
例えば、毎年120万円ずつNISA口座で投資を続けていくと、5年目には合計で600万円(120万円×5年)の投資をしたことになります。
この時、最初の年に投資した分については、5年目を迎えることになるので、非課税期間の最後の年にあたります。
つまり、毎年投資した分の非課税期間はそれぞれ5年経つと順に終了していくことから、NISAで非課税で同時に保有できる金融商品は、最大で600万円までとなります。
NISAのデメリット
・1人1口座しか開設できない
NISA口座は1人1口座しか開設できません。
ただし開設する金融機関は1年単位で変更可能です。
・対象新規での投資のみ
NISAは新規での投資が対象です。
現在保有している株式や投資信託をNISA口座に移すことはできません。
・他の口座と損益通算できない
・NISAで取引した損益は、他の口座(一般口座や特定口座)と損益通算(一定期間内の利益と損失を相殺すること)ができません。
また、損失を翌年以降に繰り越しすることもできません。
いかがでしたか?
メリット・デメリットを踏まえたうえで、NISAで将来の資産形成を検討してみてはいかがでしょうか?
【参考】
金融庁:NISA特設サイト