『杖』の正しい使いかた

こんにちは
作業療法士のR.S.です。

今回は『杖』のお話をしたいと思います。

年齢を重ねてくると脚の筋力やバランスが悪くなって、杖を使い始める方は多いと思います。
私も買い物に行った時や、電車で出かけた際に杖をついている方をよく見かけます。

その時にとても気になるのが杖の『高さ』です。
たいていの人が高すぎる杖を突いて歩いています。

ホームセンターなどで市販されている1本足の杖は、高さ調整ができるものが多いですが、購入時にきちんとした高さに合わせるサービスは行っていないのが現状です。

高すぎる杖は支える機能を十分に発揮できず、転倒につながってしまったり、手に力が入りすぎて肩を痛めてしまったり、歩く速度を遅くしてしまいます。

杖の高さの目安は

杖の高さは、

①足の小指の15㎝外側、15㎝前方に杖の先を置く
②杖をついた手の肘が30°位曲がる程度の高さ

道具はきちんと設定して初めてその効果を最大限に発揮できます。
ご家族の杖の高さがきちんとあっているか、一度見てあげてください！

この記事は作業療法士のR.S.様監修のもと作成しています。
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