コラム

ゲノム編集食品が今夏にも食卓に!?

2019.03.27

こんにちは
徳英の菊地です。

『ゲノム編集食品』が今夏以降、食卓に上る可能性がでてきたというニュースがありました。
今回は『ゲノム編集食品』について調べました。

ゲノム編集食品とは

『ゲノム編集食品』は、遺伝子を効率よく改変できる『ゲノム編集』の技術を使った食品のことです。
この技術を応用した例として、『血圧上昇を抑える成分の多いトマト』『毒成分のないジャガイモ』『肉厚なマダイ』などの開発が進んでいます。

遺伝子組み換え(GM)作物との違いは

『遺伝子組み換え(GM)作物』は、別の生物の遺伝子を加える技術です。
例えば植物に殺虫作用のある遺伝子組み込み、その植物を食べた害虫を死なせることで、殺虫剤を削減する効果があります。

『遺伝子組み換え(GM)作物』の場合、人間の体内でアレルギーが生じるかどうか安全性を事業者らが調べる必要があり、一つの作物が各国の市場に出るまで安全性審査などに約40億円もかかるとされています。

ゲノム編集食品は法規制なし

『遺伝子組み換え(GM)作物』は厚生労働省の安全性審査が必要となりますが、『ゲノム編集食品』については安全性審査を不要とし、事業者らによる自主的な届け出制を導入することを決めています。

審査不要の理由としては、『ゲノム編集』で行うことは、自然界で起きる突然変異や、偶然に頼る従来の品種改良でも、同じようなことが起こっているため、食品衛生法の規制対象としないとのことです。

環境省も今年1月、同様の考え方から、生態系への大きな影響はないとして法規制対象から外すことを決めています。
両省は法的な審査の代わりに、開発者にどの遺伝子を改変したのかなどの情報を自主的に提供させ、公開する方針とのことです。

安全性を疑問視する声

・安全性審査の導入を求める声
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(東京都新宿区)はゲノム編集は想定外の変異が起こる可能性があるとして、安全性審査の導入を求めています。

・安全性を疑問視する消費者
北海道大の三上直之准教授(科学技術社会論)は昨年3月、成人男女24人にゲノム編集について、参加者に十分に学んでもらった上で意見を聞いたところ、23人が「安全性の確認が不十分だ」と答えています。

三上准教授は「国が安全を強調しても、消費者の理解が深まらなければ、普及しない。どのような情報が提供されたら消費者が安心するのか、国はルールを運用しながら見直すような柔軟な対応が必要だ」と話しています。

いかがでしたか?
今後は商品表示のありかたが課題となりそうです。

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