在宅医療を受けるには
2019.03.29
こんにちは
徳英の菊地です。
今回は在宅医療について紹介します。
在宅医療とは
在宅医療とはその名の通り、在宅(患者の自宅など)で受ける医療のことです。
在宅医療には、医師が定期的に診察に伺う『訪問診療』と、体の具合が悪くなった患者の求めに応じて訪問する『往診』とがあります。
入院のほうが安心と思われがちですが、高齢者は入院をきっかけに筋力や食欲が衰えて寝たきりになったり、認知症が進んだりすることがあります。
したがって、入院はできるだけ短くして、在宅医療を利用する方が良いという考え方が広まりつつあります。
在宅医療を受けるには
在宅医療を受けるには、近所のかかりつけの医師が24時間対応で自宅にも来てくれる場合、そのままお世話になるのが早道です。
そうでない場合は『在宅療養支援診療所』という医療機関があり、医師による定期的な訪問診療を受けられます。
体調が急変したときも、24時間365日電話で相談でき、自宅にかけつけてくれます。
全国在宅療養支援診療所連絡会によると、自己負担1割の場合の利用料は月1万円(薬代別)程度が多いようです。
在宅医療の課題
24時間対応の訪問診療を1人で開業する医師には負担が重いので、在宅療養支援診療所の数は伸び悩んでいます。
また、在宅療養支援診療所の看板を掲げていても、緊急時には「救急車を呼んでください」と言うだけで、きちんと対応されないこともあるようです。
外来通院は負担が重いが入院が必要というほどでもない。
そんなんときは在宅医療を検討してみてはいかがでしょうか?